LEO

LEOの成長記録

ドッグラン

山岳ドッグラン

河川敷ドッグラン

もともと闘犬の歴史があったボクサーや狩猟犬として活躍した犬種は,現在においても(家庭犬として今では人間の良きパートナーとなっているが)その頃の気質が深くDNAに刻まれています。ボクサーで言うと,その見た目とは裏腹に本当に優しくて頼もしい犬種ですが,一旦スイッチが入れば,本当に力強く何者にも動じない勇気で対抗するといった行動を取ることがあります。それは,やたら攻撃的であったり,人間がコントロールできないといった状態ではありませんが(私が飼ったボクサーについて言えば),パートナーとして愛犬との信頼関係が構築されていなければ時としてtroubleを引き起こす可能性を秘めていると思います。つまり,その本質的な行動を疑似体験(遊びの中に取り入れたり,運動させること)で満たしてあげる必要があるなぁと感じます。悲しいことではありますが,ピットブルが・・・ドーベルマンが・・・秋田犬が・・・咬傷事故を起こしたなんて記事が新聞紙上に載ることがあります。しかし,その背景には,鎖で繋がれたままや,放任し放し飼いなど管理そのものが杜撰で,結果,現実として,刑事責任,民事責任を問われています。それは,どんな犬種にも言えることで,もちろんボクサーも例外ではありません。下記はアメリカでの文献ですが,決して対岸の火事では無く心に止め置きたいものです。

Centers for Disease Control and Prevention. Nonfatal Dog Bite-Related Injuries Treated in Hospital Emergency Departments -- United States, 2001. MMWR July 4, 2003;52:605-610.(参考文献)

同上の参考文献によると
米国では、約6200-6800万匹の犬がペットとして飼われているとされています。この犬によって、年間で約470万人以上がかまれているとされています。この内、年間で約80万人が医療機関を受診しているとされていますが、こどもが半数を占めていると考えられています。米国では、年間で約12人程度の死亡者があります。


2001年の推計によると、米国では、犬による咬傷(こうしょう、かみきず)を受けた者の内、年間で約368245人が医療機関の救急部門で医療を受けているとされています。この368245人の性別は、男55.1%、女44.9%と男が多いです。年代別では、5-9歳が15.2%と一番多く、次いで、10-14歳が13.4%、0-4歳が13.3%の順となっています。14歳以下のこどもが、42.0%を占めています。
月別で見ると、一番多いのは7月で11.1%、ついで4月で9.8%でした。反対に一番少ないのは1月で6.0%でした。4月-9月の春夏に多く、10月-3月の秋冬に少ないです。皮膚の露出が多いかどうか、薄着か厚着か、犬の発情期かどうかなどが、季節的に影響しているかもしれません。
受傷した身体部位は、0-4歳では、頭部と首が64.9%、手と腕が27.0%と、頭部と首が多いです。受傷した身体部位について、こどもでは、年齢層が高くなるに従って頭部と首が減り、手と腕が増えます。受傷した身体部位について、15歳以上では、頭部と首が8.9%、手と腕が55.4%と、手と腕が多いです。全年齢層で見ると、多い方から、手と腕が45.3%、足と脚が25.8%、頭部と首が22.8%、下部胴体が3.9%、上部胴体(肩を含む)が1.4%、その他が0.6%、不明が0.2%となっています。
全年齢層で見ると、仕事に関連した咬傷は、4.5%ですが、16歳以上に限定すると8.0%を占めます。仕事としては、郵便配達、荷物の宅配、食品の宅配、動物病院や動物の保護施設での仕事、電気・ガス等のメーターを読む仕事、家屋の修繕や設備の取り付けなどです。